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【カメラ】川辺優紀子の写真ラボ

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【カメラ】WATAKA-渡邊孝希

ミラーレス機は[マイクロフォーサーズ]または[APS-C]が最良の選択だろう

  • 雑誌用の写真なら、35mmフルフレームの写真機のデータで1600万画素あればいいらしい。
  • フルフレームの写真機のイメージセンサーの画素数は、通常は2000万画素~2500万画素あれば十分であるらしい。
  • フルフレームの写真機のイメージセンサーの画素数は、トリミング耐性を考慮しても、最大で3000万画素もあれば十分であるらしい。
  • 6000万画素を超えたフルフレームの写真機は、ブレに敏感であり、かなりの手ぶれ補正機能がなければ、失敗写真が多くなるし、SDカード、CFexpressの費用がバカにならないし、PCも買い換えとなるであろう。
  • 高画素の写真機といっても、フルフレームの写真機としては、せめて4500万画素程度に抑制するべきだと思う。
  • 高画素の写真機といっても、6000万画素を超えたフルフレームの写真機は、バカげている。
  • レンズの解像度が高ければ、イメージセンサーの画素数が少なくても、かなりシャープに撮れるので、イメージセンサーの画素数を増やすのは良策ではない。
  • フルフレームの写真の醍醐味は暗所耐性の高さなのに、イメージセンサーの画素数を増やすことで暗所耐性が犠牲になるため、イメージセンサーの画素数をいたずらに増やすのは良策ではない。
  • 静物の写真撮影であれば、マイクロフォーサーズ機、あるいは、APS-C機の手持ちハイレゾショットでコンポジットを行ない、画素数を増やすとともに、コンポジットにともなう暗所ノイズのノイズリダクション効果を得れば、十分に仕事になる。
  • APS-Cで本気のレンズを出しているのはFUJIFILMだけであるから、今後はFUJIFILMに注目する必要がある。
  • APS-C専用マウントである[EF-Mマウント〔Canon〕のマウント径は47mm]であり、フルフレーム・APS-C兼用マウントである[Eマウント〔SONY〕のマウント径は46mm]である。 APS-Cのマウント径よりも1mm小さいのが[Eマウントのマウント径]だということの意味は重たい。
  • そこから明らかなように、Eマウントは、あくまでもAPS-C用フォーマットである。
  • Eマウントは、そこを無理してフルフレームにしているため、Eマウントのフルフレームは、周辺減光が激しく、ハッキリいって四隅がケラレている。 Eマウントのフルフレーム写真は、暗い四隅をデジタル処理でかなり明るい状態に補正している。
  • Eマウント機をフルフレームで使用すると、収差による周辺画質の乱れがひどい。
  • Eマウント機が本領を発揮するのはAPS-Cモードである、ということがわかる。
  • これはSONYをディスっているわけではなく、いくらSONYの技術力が高くても、マウント径が小さいEマウントでは、光学設計に無理があるから、あらゆる努力がムダになる、ということを述べているだけである。
  • Eマウントのカメラは、APS-Cモードで動画用として使うのが、最もEマウントの実力が発揮できる使い方である。
  • Eマウント機をフルフレームで写真機として使うのは、お金がもったいない。
  • EマウントのGMレンズを買うのは、お金をドブに捨てるようなもの。
  • Eマウント用の高級レンズを買うぐらいなら、Nikon機用のZマウントのNIKKORレンズを買ったほうが、明らかに写真の解像度が高く、周辺画質が良好である。
  • 幸い、TAMRON〔タムロン〕からもSIGMA〔シグマ〕からも、Eマウントの高画質なレンズが出ている。ただし、NIKKORレンズのほうが明らかにシャープに写る。
  • 繰り返しになるけれども、Eマウントの高級レンズに投資するよりも、Zマウントの高級レンズに投資したほうが、得られる写真の質が高い。
  • EマウントよりもZマウントのほうがマウント径が大きいため、光学設計的に有利であり、実際、Zマウントの周辺画質は、RFマウント〔Canon〕のそれよりも素晴らしいので、風景写真ならZマウントが正解だと思う。
  • 人肌表現は、CanonやFUJIFILMのほうが優れていると思われるので、人物撮影ならCanonかFUJIFILMであろう。
  • だとしたら、Eマウントのカメラを写真用として使う必然性はない。
  • それとともに、フルフレームにこだわる必要もない。
    • なお、Canonは高価格にして利益を確保する路線を選択しているので、フルフレーム機でコスパを考えれば、明らかにNikonのほうがお買い得である。
    • とくに、Z 9はコスパがきわめて高い。 これはNikonが経営危機であり、Canonに奪われた市場シェアを取り戻さなければ、Nikonそのものが吹き飛ぶため、Z 9を撒き餌ボディにして、NIKKORレンズを売りたいのである。
  • CanonもNikonも、APS-Cのレンズには、ショボいレンズしか出さない。 それによって、フルフレーム機へと消費者を引っ張り込む作戦であろうけれども、もはやそれは通用しない。
  • [レンズの測定器の精度が上がったので、レンズの解像度が高くなった][イメージセンサーの技術の向上、ノイズリダクションの技術の向上によって、マイクロフォーサーズやAPS-Cでも、暗所耐性が高くなった]ということが重なり、明るささえ確保できれば、写真撮影だとしても、マイクロフォーサーズやAPS-Cでも十分な時代に入ったからである。
  • FUJIFILMのレンズは、本気のAPS-C用レンズであるから、APS-CならばFUJIFILMを選択するのが賢明である可能性が高い。
  • CanonもNikonも、APS-Cのレンズには、ショボいレンズしか出さないし、Eマウント〔SONY〕でもAPS-C専用レンズは、あまり豊富ではない。
  • FUJIFILMの場合、最初からフィルム写真調・シネマ調の色合いがボディに組み込まれているので、カラーグレーディングをしなくても、シネマになり得る。
  • それから、FUJIFILMの場合、技術革新のペースが速く、製品寿命を短くしてでも、どんどん新型のイメージセンサーを投入してくる傾向がある。 FUJIFILMは、いま攻めている。
  • NIKKORレンズの設計には、《1》[Nikon純正設計]、《2》[KONICA MINOLTA〔コニカミノルタ〕設計]、《3》[TAMRON〔タムロン〕設計]の3タイプがあるらしい。 レンズラインナップを急速に増やしていく必要性から、社外へレンズ設計を発注しているかたちだろうか。 追い込まれているNikonが、CanonやSONYに食らいついていくための工夫である。
  • 通常の写真・動画なら、FUJIFILMが最良であろう。APS-CならFUJIFILMで決定。
  • レンズやボディの小型軽量度、被写界深度の深さが必要であれば、マイクロフォーサーズが最良であろう。 [マイクロフォーサーズなら、ほぼほぼLUMIXが正解であろう]と思っていたけれども、■LUMIXのレンズ修理代が高額になる件〔マイクロフォーサーズもフルフレームも〕|LUMIXは国内にレンズの修理工場をもたないため新品交換しかできない · ゆきんこの勉強法 | 自修人が判明したので、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕を推奨しておく。
  • OM SYSTEM〔OLYMPUS〕は、写真専用だと考えてよい。 [腕時計][宝飾品〔ジュエリー/アクセサリー〕][筆記具][小物一般][ミニカーなどの模型][フィギュア][植物][昆虫]など[被写体との距離が近くて〔最短撮影距離が短い必要がある〕小さな被写体]の写真を[被写界深度の深い状態でクッキリと撮影する]には、[OM SYSTEM OM-1][OM SYSTEM OM-5]と[OM SYSTEM/OLYMPUSのM.ZUIKO PROレンズシリーズ]を使うと、思った通りの写真になる。 物撮り中心の写真専用機としては、OM SYSTEM〔OLYMPUS〕のミラーレス機がよい。
  • 動画をも撮る場合には、小型軽量を優先させるならFUJIFILMが無難であろう。
  • LUMIXの場合、Leica〔ライカ〕の下請け企業になってしまっている。 1台のLeicaのカメラのうち、[デジタルカメラの部分]はLUMIX製らしい。 Leicaは光学系やボディなど、ローテク部分を担当しているようだ。
  • LUMIXは、フルフレームの世界では勝ち目がないので、Leicaと組んで、おもだった競争から逃避した、と見なすことができる。
  • 動画機としては、FUJIFILMよりも、LUMIXのほうがすぐれている。
  • FUJIFILMのシネマレンズを、LUMIXのボディで使えたら、それはいい結果になるであろう。
  • シネマレンズのボリュームゾーンは、Super 35mm/APS-Cである。
  • フルフレーム用のシネマレンズは、高額すぎて誰も買えない。
  • Super 35mm/APS-Cのシネマレンズが使えるボディが、FUJIFILMのボディだけでは心許ない。
  • XマウントのレンズがLUMIXのボディで使えたらいいのに。
  • LUMIXは、DC-S5M2とDC-S5M2Xという、像面位相差をも取り入れた機種ならば、動画機のボディとしてはOKであろうとは思う。 他方で、問題なのは、Lマウントというレンズマウントである。
  • マイクロフォーサーズでは、同じレンズマウントで、[LUMIXのボディ/レンズ][OM SYSTEMのボディ/レンズ]を使い回せる。 ただし、LUMIXのレンズ修理代が高額になるのと、修理に2カ月を要するなど、プロ用としては話にならないし、LUMIXのカメラ/レンズはレンタルできる店がほぼない。 したがって、LUMIXは、マイクロフォーサーズも、フルフレームも、プロ用機材としてはダメだろう、ということになる。
  • 写真機と動画機を同じマウントで使い回せるからこそ、消費者の負担が減るわけである。 それは、写真機においてAF〔Auto Focus〕が優れており、連写が得意であることを前提として、その同じカメラで動画も撮れることが求められる。 例えば、ブライダル、記念写真などの撮影依頼では、写真も動画も、ということになるであろう。 このとき、同じカメラで写真も動画も撮れたら、持ち運ぶ機材も減るし、同じレンズマウントであってこそ、2台目のカメラが予備機として機能するわけである。
  • LUMIX Sシリーズを写真機と見なした場合、最新のDC-S5M2とDC-S5M2Xであるにしても、[AF〔Auto Focus〕が優れている]とはいえず、[連写が得意である]ともいえないであろう。 DC-S5M2は、現在のところ、AF〔Auto Focus〕が人物認識にしか対応していないようである。 乗り物や動物はダメらしい。
  • 以上のことから、LUMIXから離れたほうが、消費者としては安全かもしれない、という段階にまで、LUMIXの立ち位置が危険になってきていると、私は思う。
  • マイクロフォーサーズでも、フルフレーム〔Lマウント〕でも、LUMIXの色彩ときめ細やかさは素晴らしいけれども、FUJIFILMにも、それがあると思う。 FUJIFILMの動画機としての使い勝手も改善されてきているので、無理をしてLUMIXにしがみつく必要はないであろう。
  • そして、Xマウント〔FUJIFILM〕にすると、Xマウントのシネレンズが使えるので、FUJIFILMのカメラは、シネマ機にもなる。 LUMIXの場合、マイクロフォーサーズでも、フルフレーム〔Lマウント〕でも、シネマ用レンズがない。 このように、LUMIXの場合、Lマウントという、少数派のレンズマウントなので、シネマの世界へ移行しづらい/移行できないという制約を抱えることになる。 Panasonic[VARICAM LT]、Panasonic[EVA1]というシネマ機は、EFマウント〔Canon〕を採用している。 この時点で、Panasonicグループが、LUMIXを見限っている感じだという印象を受ける。
  • やはり、シネマ機となると、レンズの選択肢が広いレンズマウントでなければ、使い勝手が悪いと思う。
  • [被写体との距離が近くて〔最短撮影距離が短い必要がある〕小さな被写体]の写真を[被写界深度の深い状態でクッキリと撮影する]にはOM SYSTEM〔OLYMPUS〕機を選び、写真機兼動画機にはFUJIFILM機を選ぶのが正解であろうと思う。
  • とくに、ポスター、広告チラシなどの大判に引き伸ばす写真、あるいは、トリミングで構図を整える写真では、[有効画素数・約4020万画素]の[FUJIFILM X-H2]が唯一無二の高画素機として、推奨される。

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