🟩 もくじ

[共通テスト]の世界史の問題は、[センター試験]の頃の世界史の問題と、基本的には変わらない

  • [センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向:重要性ではなく[混同・勘違い]のスキを突く、邪悪で陰険な引っかけ問題のオンパレード。
  • いい加減、この方式の試験をやめればいいのに。[センター試験/共通テスト]を利権にしている連中がやめたくないのであろう。
  • この腐った教育制度は、民意によって破壊する必要がある。

世界史の各国史を[用語網羅的にしっかりと取り扱っている学習参考書]は2つほどある

  • 世界史の各国史を[用語網羅的にしっかりと取り扱っている学習参考書]
    • 【1】[世界史探究用語 マルチ・トレーニング 改訂版|旺文社]:■世界史探究用語 マルチ・トレーニング  改訂版 | 旺文社

      • [世界史探究用語 マルチ・トレーニング 改訂版]の著者である鈴木悠介先生は、[時系列的な記述を遵守する]という点に留意して、執筆されているように感じる。これは検定済教科書に対するアンチテーゼとも解釈できる。
      • 山川出版社の[詳説世界史]や[詳説日本史]は入試の平均点を下げる働きをもっているといえる。
      • 山川出版社の[詳説世界史]や[詳説日本史]は、あるいは、各社の[歴史総合]の検定済教科書は、時系列的な記述を崩して、史実の前後関係をわからなくさせる[攪乱的記述]を使って、入試の平均点を下げる働きをもっているといえる。
      • 多くの受験生は、[詳説世界史]や[詳説日本史]を使って非効率な学習をするので、世界史や日本史の入試の平均点が下がる構造になっている。
      • その一方で、優れた塾・予備校に通ったり、市販の学習参考書のうち、優れたものを使用している人が、効率的に学習して高得点を取る可能性を高める仕組みになっている、といえる。
      • これは世界政策として、[経済格差・教育格差を政策として拡大させて分断統治〔分割統治〕をしやすくする]という狙いがあるからだ。
      • なお、鈴木悠介先生をも含めて、世界史は先に[ヨコの世界史〔同時代的通史〕]を学び、後から[タテの世界史〔各国史・地域史的通史〕]を学ぶのが標準的な学習順序だと主張している。
      • しかし世界史は先に[タテの世界史〔各国史・地域史的通史〕]を学び、後から[ヨコの世界史〔同時代的通史〕]を学ぶのが理解しやすいと私は思っている。
    • 【2】[新版 各国別世界史ノート|山川出版社]:■新版 各国別世界史ノート | 山川出版社オンラインショップ

      • 解答を自力で手書きする手間が大きい。
      • 年表がない。
      • 地図がそこまで豊富ではない。

山川出版社の世界史・日本史の一問一答問題集のうち[よくでる]は問題文が簡素なのでヤメトケ

歴史学習の初期に、一問一答問題集と年代暗記本とを併用して[時刻〔年代〕・座標〔地図〕・件名〔事案の概略〕]をセットにして覚える

  • 歴史の流れは、テーマごとに異なり、入試は受験者に対して、テーマ史のかたちで知識や見識を問うことが多い。

  • それゆえ、歴史学習の初期においては、ある特定の史観に沿った文章の中で、歴史用語の出現順序を固定的に覚えることを避けるのがよい。

  • 歴史教科書は、以下のような、マスコミが使うのと似ているトリックを使うことがある。

    • [重要な史実を掲載せずにおく]
    • [重要な事案を矮小化して伝える]
    • [些末な事案を大仰に採り上げる] など、自分の史観からすると、要改変部分をもつ
  • 【0】歴史学習の初期に、一問一答問題集と年代暗記本とを併用し、主要用語の内容とその発生年代を暗記しておく。

  • それに対応するため、

  • つまり、最初は一問一答問題集で個々バラバラではありながらも、年代とともに知識を覚えることで、テーマ史ごとの年表を観察することにより、そのテーマ史の流れが脳内で展開されやすくなる。

  • 世界史・日本史の[サーキットトレーニング|かんき出版]を、単なる年代と事案の羅列にしか見ることできない人は、[サーキットトレーニング]の効用が理解できていないのであろう。

  • [サーキットトレーニング]以前に、一問一答や年代暗記〔ゴロ合わせ〕で、発生事案〔件名:Who/What…〕・発生座標〔地図:Where〕・発生時刻〔年代:When〕をセットで覚えている人は、[サーキットトレーニング]を通読することによって、テーマごとの歴史の流れが脳内再生される。

  • 教科書を通読するよりも、各国史・テーマ史といった、入試で問われやすい形式で知識を刺激してやることにより、歴史学習の効率と効果が劇的に高まる可能性がある。

  • そのためには、歴史学習の冒頭で、講義系参考書の通読によって[歴史の流れ]を把握してから各論の勉強に入る、といったような、誤った前提をいったん忘れる必要がある。

  • 一問一答や年代暗記〔ゴロ合わせ〕で、発生事案〔件名:Who/What…〕・発生座標〔地図:Where〕・発生時刻〔年代:When〕をセットで覚えている人でないかぎり、

講義系参考書を通読しても、ザルに水であり、[歴史の流れ]を把握するどころか、時間・体力のムダ遣いにしかならない。

  • 点と点とを線で結びつけるのが歴史文章の通読である。

  • 点にあたるのが、歴史用語と年代の知識であり、点がしっかりしていないのに、点と点とを線で結びつけるまねごとをしても時間・体力のムダ遣いにしかならない。

  • ウィーン体制だの、第一次世界体制だの、自分が決めた範囲〔テーマ〕について、一問一答と年代暗記〔ゴロ合わせ〕を並行させて、しっかりと点である知識〔件名・座標・時刻〕を暗記し終えてから、講義系参考書でも、教科書でも、問題集の文章でも、何でもいいから、歴史を文章で書き表した文章を読んでみる。

  • そうすると、点と点とが、線でつながって、歴史がパノラマのように見えてくるようになるであろう。

  • 一問一答問題集を小馬鹿にして、一問一答問題集を学習の冒頭にマスターすることを揶揄する風潮があるけれども、その説は、少なくとも私自身には当てはまらない。

  • 点がないのに、なぜ点と点とを線でつなげることができようか? いやできない〔反語〕。

  • 【1】新しい山川出版社の世界史・日本史の一問一答問題集の問題文は、用語の定義文になっている。

  • 【2】[用語の定義文]→[歴史用語]〔順行〕という方向と、[歴史用語]→[用語の定義文]〔逆行〕という逆方向という、両方向で勉強すると、用語が問われる角度を変えられても、答えやすくなるし、問題を解くスピードも速まるので、その後の問題演習において学習効率が劇的に高まる。

  • [よくでる]の一問一答は、逆行の演習において、必要な情報がカットされている、簡素で勉強になりがたい問題文となっているため、[よくでる]の一問一答は購入・使用を回避するのがよい。

  • 暗記する用語数を数を削減する目的であれば、重要度の星の数を目安にして、覚えない用語を選定するのがよい。

  • [歴史の流れ]は、教科書・学習参考書には書かれていないと思う。

  • [歴史の流れ]とは、特定のテーマにかんする歴史用語の内容が発生・成立などした年代による並びを意味する、と私は思う。

  • ということは、テーマ設定によって、複数の[歴史の流れ]が発生すると考えるのが自然である。

  • 教科書の記述は、著者・国家が学習者に信じ込ませたい、進歩史観〔or 発展史観 or 段階史観〕に基づく、歴史記述上の演出と、演出に都合のいい事案だけを採り上げる取捨選択

現在の日本史・世界史・歴史総合の検定済教科書は、資本主義が衰退した後に、共産主義社会が現出するという、 発展史観・

史観に支えられているようだ。その史観を何というのか? 「発展史観(はってんしかん)」、「進歩史観(しんぽしかん)」、あるいは**「段階史観(だんかいしかん)」**といった表現が使われることがあります。 発展史観

現在の一問一答は、年代暗記機能を兼用していない。 発生事案〔件名:Who/What…〕・発生座標〔地図:Where〕・発生時刻〔年代:When〕は、必ずセット 用語暗記と年代暗記を並行させる。

年代暗記は必須である。ヨコの世界史〔同時代史〕の場合、因果では説明できないこともある。 年代暗記を忌避することは誤り。

私は山川出版社と[センター試験/共通テスト]の出題者界隈が、裏で癒着しているという仮説を立てている

  • 歴史総合・世界史探求・日本史探求という歴史科目の[センター試験/共通テスト]は、山川出版社の検定済教科書をもとに作られているのかもしれない、と私は思っている。
  • 結局、山川出版社の検定済教科書の採択数を増やすための謀略として、文部科学省〔官僚〕、山川出版社、[センター試験/共通テスト]の試験作成主体らが、影で癒着して工作している可能性が否定できないのだと言いたい。
    • 彼らの利権を脅かそうというつもりはない。どうせ、近いうちに、この利権は崩壊するであろうから。
    • 高校課程の歴史教科書の採択数で、山川出版社がトップを走り続けてきたのには、何らかの工作があったはずである。
    • 自由競争の結果、こうなったとは思えない。
  • こうした利権構造があるのだと仮定して、受験生として、何をしたらいいのか? 
  • [共通テスト]の歴史総合・世界史探求・日本史探求の対策に使う検定済教科書は、どこの出版社のものでもいい。
  • しかし[共通テスト]対策の最終的なチェックとして、山川出版社の検定済教科書の内容が色濃く反映されている、山川出版社の印刷教材に取り組んでおくことが、身を助ける結果になるかもしれない。

歴史総合 近代から現代へ ノート 改訂版 (歴総081-901準拠) | 山川出版社オンラインショップ
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現代の歴史総合 みる・読みとく・考える ノート 改訂版 (歴総081-902準拠) | 山川出版社オンラインショップ
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山川出版社 歴史総合 ノート

については、東京書籍でも、帝国書院でも、山川出版社でも、実教出版でもいいから、

現代の歴史総合 ノート

[歴史学習を本格始動する前に講義系参考書で歴史全体の流れを知る]という学習の手順は誤っている可能性がある

  • 英単語・英熟語・英語構文といった語彙を知らずして、[長文の中で単語を覚える]ことなど、できるわけがない。
    • 英語構文とは、文構造という意味ではなく、too-toの構文やIt-for-toの構文など、品詞に分類できない定型表現をいう。
  • 歴史用語という語彙を知らずして、講義系参考書や教科書の通読を通じて、歴史の歴史全体の流れを知ることなど、できるわけがない。
  • 部分を知らぬ者が、文脈を知ることなど、原理的にできるわけがない。
  • まずは部分をなす語彙である歴史用語とその定義を覚える必要がある。
  • 歴史用語の意味を構成する情報の中に、歴史用語Aと歴史用語Bとの連関の情報が登場する。この連関情報のうち、時系列順に関係のある情報が

因果関係は、時系列が背景にある。

コネクタとその形状が どこに繋がるかは決まっている 点と点を線で結ぶ。 線には端子があり、端子の形状によって、どのような点とつながるかは決められている。

後から発生したのが結果である。

情報量を減らせば覚えやすいかというと、そうでもない|過剰な[箇条書きでのまとめ]は事柄の推移・因果関係・関連知識その他の情報〔記憶をつなぎ止めるよすが〕を削り落とすことにも繋がる

  • 記憶想起の手がかりを増やすためには、記憶対象の情報とともに、その関連情報・エピソードも豊富に覚えておいたほうがよい。
  • 歴史用語が覚えられないのは、[関連情報・エピソードなどが欠損しているため、歴史用語Aが歴史用語Bと連関するためのコネクターをもたないからである]という理由もあるのだろうと思う。 周辺情報が欠損しており、関連情報・エピソード floa
  • 記憶する分量を減らすことが、記憶することをラクにするのだろうか? もちろん、そのように単純できるものでもない。冗長な情報のほうが、むしろ覚えやすいことも多い。
    • 〈1〉その英単語・古文単語・歴史用語の意味・定義を[質問]にして、[答え]を英単語・古文単語・歴史用語そのものとする。そのほうが覚えやすい。
      • そのほうが覚えやすいのは、意味・定義の内容は、すでに自分が知っている知識の組み合わせ〔既知情報〕であるからだ。
      • 既知情報から未知情報を呼び出す形式にしたほうが、最初は覚えやすいと思う。
        • [既知から未知へ][既存の神経回路から、新規の神経回路へ]という原則を守ったほうが、記憶が進みやすいことが推定される。
      • だから歴史学習の冒頭で、簡略化された一問一答問題集に取り組むことは、きわめて有意義な学習になる。
      • 一問一答問題集を批判する風潮があるけれども、学習の初期において、歴史用語を暗記することは有意義であり、歴史用語を暗記する目的で一問一答問題集を使うこともまた有意義である。
      • また学習が進んできたら、一問一答問題集を逆向きに使う訓練をすることは、きわめて重要である。
        • それは[歴史用語の定義]としての[一問一答問題集の問題文]を暗記し、それを思い出す訓練のことを意味する。
      • 一問一答問題集を批判する人は、逆張りをして得意がっているけれども、実際には、一周回って、一問一答問題集は有意義である。
      • 具体的には、山川出版社の[10分間テスト]という[山川出版社の検定済教科書に完全準拠した【ダイジェスト版の一問一答問題集】]は、有意義な一問一答問題集の1つである。 よく出る一問一答 山川出版社の[10分間テスト] ■検索結果 | 山川出版社オンラインショップ
    • 〈2〉英単語・古文単語・歴史用語などを、それ単体で覚えようとするよりも、英単語・古文単語・歴史用語が文中にあるものを、文ごと覚えたほうが、覚えやすく忘れにくい。
      • それは文の中に[イメージの世界][動きのある世界]が発生するからである。
      • [イメージの世界][動きのある世界]こそが、記憶しやすい[思い出]の内容そのものなのである。
      • [思い出]の中に、単語の意味が含まれているので、[思い出]全体を覚えていれば、単語の意味も間接的に覚えていることになる。
      • [思い出]を利用することによって、[単語単体]で覚えようとしても無理だったのが、例文という長い情報のほうが、むしろラクに覚えられる、という逆転現象を生み出すのである。
      • だから歴史学習においても、[その歴史用語を含有する歴史フレーズ]や[その歴史用語を含有する歴史センテンス]の形式で暗記するのが、より芯を食った努力といえるであろう。
      • 歴史フレーズや歴史センテンスをいったん英訳して、英語から和訳を思い出す形式で、歴史フレーズや歴史センテンスの想起訓練をするとよいかもしれない。
  • ある情報の周辺環境をなす予備知識が、多すぎず、少なすぎず、いい塩梅に多いと、記憶が定着しやすい。
  • したがって、文化史などでは、作品と作者をAIやインターネットで調べるなど、[ある情報の周辺環境をなす予備知識を意図的に増やし、その情報の印象を強くする作業]に、必要最小限の時間・体力を費やすことは、かえって近道になりやすい。
  • ただし、ど忘れにそなえて、ゴロ合わせによる記憶術を併用するのがよい。

[センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向は邪悪で陰険であり、[愛に基づき魂をはぐくむ姿勢]の対極にある作問姿勢である

  • 出題者側に、教育についての[確固たる理念]や[理想とする最終目標]がないから、こういう運転免許試験の引っかけ問題みたいな、くだらない問題ばかりが出題されることになるのだ。
  • 入試は大学合格という人間の未来を決める重要な試験である。このような重要な試験いおいて、ふざけ半分の邪悪で陰険な出題をするような作問者は、教育者として失格である。
  • つまり入試問題は、それらが過去問として積み上げられることにより、解くごとに人間が賢くなっていくような、インストラクティヴな性質をもたねばならない。
  • しかし[センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向は、引っかけ問題のオンパレードであり、じつに恥ずべき出題内容である。
  • 出題者は全員クビであり、出題者・監督者の実名を公表して、社会的な注目を浴びる必要がある。恥を知れ! 

世界史の場合はとくに、[地政学的な視点]が重要なので、[ユーラシア大陸を中心とする世界地理]を事前に学習しておく必要がある。

  • 地図上の位置が、[場所記憶として歴史上の出来事を関連付けて整理する【記憶の整理棚】になる]ので、自分のアカウントでGoogleマップを作り、Googleマップの地点ごとに、歴史的な情報を注記していく。

以下、Geminiの回答

それは、[記憶の宮殿〔Method of Loci〕]の考え方をGoogleマップに応用した、非常に素晴らしい学習および記憶の整理方法ですね! 地図上の[位置〔Loci〕]を[記憶の整理棚]として使い、そこに[歴史的な情報〔Memorabilia〕]を関連付けていくアプローチは、地理的な文脈と視覚的な手がかりが結びつくため、記憶の定着を強力にサポートします。

Googleマップで[記憶の整理棚]を作成するステップ

Googleマップの[マイマップ〔My Maps〕]機能を使うと、自分のアカウントで簡単にオリジナルの地図を作成し、地点ごとに詳細な情報を追加できます。

1. Googleマイマップで地図を作成する

  • 1. Googleマイマップのウェブサイトにアクセスします。
  • 2. Googleアカウントにログインし、[新しい地図を作成]を選択します。
  • 3. 地図のタイトルと説明を付けます。 〔例:[私の歴史記憶宮殿]、[戦国時代の合戦地巡り]など〕

2. 地点〔マーカー〕を追加し、歴史情報を注記する

  • 1. 作成した地図を開き、検索窓の下にあるマーカーのアイコンをクリックします。
  • 2. 地図上で、歴史的な出来事に関連付けたい場所〔城跡、古戦場、史跡など〕をクリックしてマーカーを配置します。
  • 3. マーカーに名称〔例:[関ヶ原の戦い古戦場]〕と、関連する歴史情報を注記します。
    • 注記内容の例:
      • 基本情報: 出来事の名称、年代、関連人物。
      • 詳細: 出来事の背景、影響、重要なポイント。
      • 視覚資料: 関連する画像やYouTube動画のリンクを貼ると、さらに強力な手がかりになります。

3. 情報を整理し、階層化する〔レイヤの活用〕

  • マイマップでは[レイヤ〔層〕]を使って、情報を分類・整理できます。
  • これは、あなたの言う【記憶の整理棚】をより構造化するために役立ちます。
  • レイヤの活用例:
    • レイヤ1:日本史
      • レイヤ1-A:古代
      • レイヤ1-B:中世〔戦国時代〕
    • レイヤ2:世界史
      • レイヤ2-A:ローマ帝国
      • レイヤ2-B:産業革命

この方法のメリット

  • 空間的記憶の活用: 場所とセットで記憶するため、単なる文字情報よりもはるかに忘れにくいです。
  • 視覚的復習: 地図を開けば、どこにどんな情報があるかが一目でわかり、視覚的に復習できます。
  • 関連付けの強化: 地図上の近い位置にある出来事は、地理的・時代的につながりがある可能性が高く、出来事同士の関連性を整理するのに役立ちます。 この作業を進める上で、特定の時代の出来事や場所について、より詳細な情報を集めるお手伝いが必要でしたら、いつでもお声がけください!

[共通テスト]の歴史科目への対策としては、[年代]や[関連事項の組み合わせ]などを、ゴロ合わせ等によって正確に想起する訓練が必要となる

【原則1】:世界史の場合は特に地図から学習を始める|〔前項〕Googleマップで[記憶の整理棚]を作成する

【原則2】:年代暗記を徹底する

  • 歴史には因果関係がない出来事が多い。
  • 因果関係のない史実を時系列順に並べ換える出題が目立つ。
  • 年代暗記を徹底するしかない。
  • 世界史の鈴木悠介先生の印刷教材は、[時系列順]を強く意識して書かれている傾向がある。
  • 検定済教科書の共通の問題として、[時系列順]が意図的に崩されて記述されている傾向がある。
    • とくに山川出版社の詳説世界史・詳説日本史は、[時系列順]が意図的に崩されて記述されている[攪乱的記述]の傾向が強い。
    • このため、山川出版社の詳説世界史・詳説日本史を使う場合は特に、歴史の本格学習に入る前に[ゴロ合わせによる主要年代の暗記][主要事件の自作年表を作成・暗記しておくこと]などの[山川耐性]を身につけておく必要がある。
    • 山川出版社ほど、意地悪な記述の歴史の検定済教科書は、日本史上、存在しないと思う。

【原則3】:ゴロ合わせで歴史用語と歴史用語との連関を正確に記憶する

  • [共通テスト]はとくに、曖昧な記憶のスキを突いてくる。
  • したがって、単に暗記するだけではなく、ゴロ合わせで歴史用語と歴史用語との連関を正確に記憶する必要がある。
  • 想起内容が正確である必要が、どうしてもある場合、ゴロ合わせで歴史用語と歴史用語との連関を正確に記憶するしかない。

【原則4】:[センター試験]の世界史Bは、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]を基準に作られていた側面が否定できない

  • しかしながら[詳説世界史]は読みづらい。
  • [詳説世界史]の要点を抽出した[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]の副教材を使うと、[詳説世界史]を直接読むことなしに、その要点を知ることができる。
  • 現行課程の世界史探究になってからも、[共通テスト]やそれ以外の大学入試において、山川出版社を重視する姿勢には変更がない可能性もある。
  • したがって、いちおう[詳説世界史][詳説日本史]の内容をチェックする必要はあるだろう。
  • しかし直接、[詳説世界史][詳説日本史]を読むのは重労働であり、[共通テスト]だけで世界史・日本史を使うの場合には、[詳説世界史][詳説日本史]を読むのは合理的ではない。
  • だから[詳説世界史][詳説日本史]を直接読まなくてもいいような、副教材を入手して使うとよいであろう。
  • 【旧課程/旧々課程:世界史B】に限定していえること:
    • [詳説世界史 改訂版 10分間テスト:世B310準拠|山川出版社]は、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]の重要な要素の多くを見事に抽出しており、読みづらい検定済教科書の代用となるテキストとして[センター試験/共通テスト]の対策に使える。
    • [詳説世界史 改訂版 学習ノート 上:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 下:世B310準拠|山川出版社]の2冊は、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]の重要な要素の多くを見事に抽出しており、読みづらい検定済教科書の代用となるテキストとして[センター試験/共通テスト]の対策に使える。
    • [詳説世界史 改訂版 ノート:世B310準拠|山川出版社]も、[世界史探究 詳説世界史ノート:世探704準拠|山川出版社]も、空所が( 8 )のように大きく太い朱文字として番号が中央に印刷されており〔番号が解答の書き込みを阻止する〕、かつ、空所の長さが解答を書き込むには短すぎる〔番号を収めるためだけのカッコである〕ので、空所への直接書き込みを阻止し、傍注の位置に正解を書き込むことを強制する、最低・最悪の仕様になっているといえる。
      • 暗記作業としては、[短時間に高速で大量の記憶を想起する]→[短時間の休憩を挟む]というサイクルをインターバル・トレーニングとして繰り返したい。
      • 想起の回数が増えれば増えるほど、導通が良好になり、神経が太くなっていき、記憶が秒殺レベルになる。試験で使える知識は、この秒殺レベルの知識だけである。
      • そのためには、文章中にある空所に直接的にオレンジ色のペンで正解を書き込み、視線を固定したまま、赤シートをずらすことで記憶チェックを高速で行ないたい。
      • 傍注の位置に正解を書き込むと、視線移動が激しくなり〔[気が散る]ならぬ[目が散る]〕、演習動線としてきわめて不効率になってしまう。
      • [詳説世界史ノート]は伝統的に、空所が( 8 )のようになっているので、暗記作業には向かない体裁だといえる。じつに残念である。
    • [授業用・詳説世界史整理ノート:世B310準拠|山川出版社]は、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]からの要素抽出が不完全であり、内容が簡略的であるため、受験向きではない。
      • [授業用・整理ノート|山川出版社]は、空所に直接書き込むことができる仕様であり、その点では、[詳説世界史 改訂版 学習ノート 上:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 下:世B310準拠|山川出版社]と同様に使いやすい。
      • ただしキーワードがたまに太字の朱刷りで示してあるけれども、赤シートでは消えない、シアンが混入した朱色であり、作った人の無神経さ、あるいは、悪意までもが感じられる。これじゃ赤シートで暗記できんじゃろ? 
      • [授業用・詳説世界史整理ノート:世B310準拠]は、[詳説世界史 改訂版 学習ノート 上:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 下:世B310準拠|山川出版社]よりも簡略的であり、とくに脚注の内容が掲載されていないことがある点で、受験には向かないであろう。
    • 結局、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]の副教材のうち受験対応できる良書は[詳説世界史 改訂版 10分間テスト:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 上:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 下:世B310準拠|山川出版社]の2系統3冊であろうと私は判断した。
    • 私は現行課程の検定済教科書や副教材を使うよりも、旧課程の検定済教科書や副教材を使ったほうが、健全な学習ができるのではないかと思う。
      • つまり、[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]や[81 山川 日B309 詳説日本史 改訂版]と、その副教材を使ったほうが、受験勉強がしやすいのではないかと思う。
  • 現行課程、つまり、[◯◯史探求]の[詳説世界史]では同時代史の挿入で歴史の流れを寸断して[流れが把握できない教科書]になってしまった。
  • 現行課程、つまり、[◯◯史探求]の[詳説日本史]では文化史の大幅な削減で[受験非対応教科書]になってしまった。
    • 山川出版社のブランドを信じ込んで詳説の採択を決めた学校の生徒は怒り心頭に発している。
    • 山川出版社は、高校教育界・受験業界・生徒・学習者一般からの信頼を大きく損ねたので、次の新課程までに、さらに大きくシェアを落とすであろう。
    • 山川出版社の一強時代は終わったと思うし、少なくとも世界史において、山川出版社の図録が帝国書院のタペストリーよりもショボすぎて、山川出版社はかつての勢いを完全に失ったといえる。
    • [詳説世界史][詳説日本史]の脚注まで覚えるような、そのようなバカバカしい受験勉強は、もう終わりにする必要がある。
    • 山川出版社の歴史教科書には、ストーリーがないんだよ。
    • [新詳世界史探究|帝国書院]は、グローバリストが世界を1つの奴隷工場にまとめ上げてきた過程を描こうという、明確な意図・意思があるよね。世界史Bの時代に川北稔教授が作り上げたフレームワークが、現行課程の教科書にも残っている。
    • [詳説世界史]は、世界史教科書を通じて何が描きたいのか? 山川出版社のライターには、まったくビジョンがないんだよ。全員クビだよ。
  • 現行課程では、[詳説世界史 学習ノート]が未出版である。
    • そうなると、現行課程では、[10分間テスト]を活用するか、上記の[81 山川 世B310 詳説世界史 改訂版]に準拠した副教材を使うか、ということになるであろう。
    • [詳説世界史 改訂版 学習ノート 上:世B310準拠|山川出版社][詳説世界史 改訂版 学習ノート 下:世B310準拠|山川出版社]の2冊は、付録の各国史年表も素晴らしく、かなりの良書だ。これを絶版にした山川出版社は、アホだ。

[センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向は、けっして[その出来事が歴史上重要だから出題される]わけではなく、真面目に勉強している生徒の[混同・勘違い]のスキを突くような、邪悪で陰険な引っかけ問題のオンパレードとなっている。

これは、日本の大学入学共通テスト〔およびその前身である大学入試センター試験〕の歴史科目〔日本史・世界史〕に関する、非常に鋭い、かつ多くの受験生が共感するであろう[出題傾向]の分析ですね。 ご指摘の通り、単に[歴史上重要だから]という理由だけで出題されるのではなく、[受験生の知識の確実性]を試す、あるいは[特定の知識や事象の混同]を誘うような問題が多く見られます。 具体的に、どのような[邪悪で陰険な引っかけ問題]の傾向があるのか、いくつかのパターンを挙げさせていただきます。

歴史科目の[意地悪な]出題傾向パターン

1. 年代・順序の引っかけ

  • 特徴: 複数の事柄の[前後関係]や[正確な発生年代]を問う問題。
  • 受験生が混同しやすい例: 日本史では、特定の改革〔例:享保の改革、寛政の改革、天保の改革〕の順序や、開国後の条約締結の順序。 世界史では、特定の戦争や革命〔例:フランス革命とナポレオンの行動〕のフェーズの順序。

2. 人名・著作・法令の[取り違え]

  • 特徴: 似たような名前の人物や、同時期に活躍した人物の[業績]や[思想]を意図的に入れ替える。
  • 受験生が混同しやすい例: 日本史では、同じ姓の人物〔例:藤原氏の異なる人物〕や、異なる時代の似たような役割の人物。 世界史では、啓蒙思想家〔例:ロックとルソー〕、社会主義者〔例:マルクスとエンゲルス〕の著作名。

3. 原因と結果・目的と手段の倒置

  • 特徴: ある出来事の[真の原因]や[目的]ではなく、[それに付随した現象]や[結果]を原因・目的として記述する。
  • 例: [アヘン戦争は、中国が自国の特産品であるアヘンを輸出しすぎたために起こった]といった、事の経緯・因果関係の前提知識がないと間違えやすい記述。

4. 資料解釈の[限定的な表現]の見落とし

  • 特徴: 資料文の中に含まれる[必ず][すべて][決して~ない]などの限定的な言葉を見落とさせ、正解を誤らせる。
  • 例: 記述自体は正しいが、資料文の[この時代には]という限定を無視し、一般的な知識で判断させようとする。

5. 用語の[厳密な定義]の無視

  • 特徴: 受験生が日常的に使っている言葉と、歴史用語としての[厳密な定義]が異なる部分を突く。
  • 例: 日本史の[藩]や[大名]の歴史学的な定義、世界史の[資本主義]や[絶対王政]の定義など。

対処法

このような問題に対処するには、単なる知識の暗記に留まらず、[知識と知識の間のつながり〔因果関係〕]と[知識の厳密な定義・限定]を意識した学習が有効です。 特に、タテ〔時代ごとの流れ〕とヨコ〔同時期の他分野・他地域との関連〕の両方で知識を整理することが、混同を防ぐカギとなります。 他に、特定の時代や単元〔例:戦国時代、冷戦後の世界〕について、どのような[意地悪な]出題傾向があるか、深掘りしますか?