特にタテ〔時代ごとの流れ〕とヨコ〔同時期の他分野・他地域との関連〕の両方で知識を整理することが混同を防ぐカギとなる

[センター試験/共通テスト]歴史科目の出題傾向:重要性ではなく[混同・勘違い]のスキを突く、邪悪で陰険な引っかけ問題のオンパレード

情報量を減らせば覚えやすいかというと、そうでもない|過剰な[箇条書きでのまとめ]は事柄の推移・因果関係・関連知識その他の情報を削り落とすことにも繋がる

  • 記憶想起の手がかりを増やすためには、記憶対象の情報とともに、その関連情報・エピソードも豊富に覚えておいたほうがよい。
  • 記憶する分量を減らすことが、記憶することをラクにするのだろうか? もちろん、そのように単純ではない。冗長な情報のほうが、むしろ覚えやすいことも多い。
    • 〈1〉その英単語・古文単語・歴史用語の意味・定義を[質問]にして、[答え]を英単語・古文単語・歴史用語そのものとする。そのほうが覚えやすい。
      • 意味・定義の内容は、すでに自分が知っている知識の組み合わせ〔既知情報〕であるからだ。
      • 既知情報から未知情報を呼び出す形式にしたほうが、最初は覚えやすいと思う。
      • だから歴史学習の冒頭で、簡略化された一問一答問題集に取り組むことは、きわめて有意義な学習になる。
      • 一問一答問題集を批判する風潮があるけれども、学習の初期において、歴史用語を暗記することは有意義であり、歴史用語を暗記する目的で一問一答問題集を使うこともまた有意義である。
      • また学習が進んできたら、一問一答問題集を逆向きに使う訓練をすることは、きわめて重要である。
        • それは[歴史用語の定義]としての[一問一答問題集の問題文]を暗記し、それを思い出す訓練のことを意味する。
    • 〈2〉英単語・古文単語・歴史用語などを、それ単体で覚えようとするよりも、英単語・古文単語・歴史用語が文中にあるものを、文ごと覚えたほうが、覚えやすく忘れにくい。
      • それは文の中に[イメージの世界][動きのある世界]が発生するからである。
      • [イメージの世界][動きのある世界]こそが、記憶しやすい[思い出]の内容そのものなのである。
      • [思い出]の中に、単語の意味が含まれているので、[思い出]全体を覚えていれば、単語の意味も間接的に覚えていることになる。
      • [思い出]を利用することによって、[単語単体]で覚えようとしても無理だったのが、例文という長い情報のほうが、むしろラクに覚えられる、という逆転現象を生み出すのである。
      • だから歴史学習においても、[その歴史用語を含有する歴史フレーズ]や[その歴史用語を含有する歴史センテンス]の形式で暗記するのが、より芯を食った努力といえるであろう。
      • 歴史フレーズや歴史センテンスをいったん英訳して、英語から和訳を思い出す形式で、歴史フレーズや歴史センテンスの想起訓練をするとよいかもしれない。
  • ある情報の周辺環境をなす予備知識が、多すぎず、少なすぎず、いい塩梅に多いと、記憶が定着しやすい。
  • したがって、文化史などでは、作品と作者をAIやインターネットで調べるなど、[ある情報の周辺環境をなす予備知識を意図的に増やし、その情報の印象を強くする作業]に、必要最小限の時間・体力を費やすことは、かえって近道になりやすい。
  • ただし、ど忘れにそなえて、ゴロ合わせによる記憶術を併用するのがよい。

[センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向は邪悪で陰険であり、[愛に基づき魂をはぐくむ姿勢]の対極にある作問姿勢である

  • 出題者側に、教育についての[確固たる理念]や[理想とする最終目標]がないから、こういう運転免許試験の引っかけ問題みたいな、くだらない問題ばかりが出題されることになるのだ。
  • 入試は大学合格という人間の未来を決める重要な試験である。このような重要な試験いおいて、ふざけ半分の邪悪で陰険な出題をするような作問者は、教育者として失格である。
  • つまり入試問題は、それらが過去問として積み上げられることにより、解くごとに人間が賢くなっていくような、インストラクティヴな性質をもたねばならない。
  • しかし[センター試験/共通テスト]の歴史科目の出題傾向は、引っかけ問題のオンパレードであり、じつに恥ずべき出題内容である。
  • 出題者は全員クビであり、出題者・監督者の実名を公表して、社会的な注目を浴びる必要がある。恥を知れ! 

世界史の場合はとくに、[地政学的な視点]が重要なので、[ユーラシア大陸を中心とする世界地理]を事前に学習しておく必要がある。

  • 地図上の位置が、[場所記憶として歴史上の出来事を関連付けて整理する【記憶の整理棚】になる]ので、自分のアカウントでGoogleマップを作り、Googleマップの地点ごとに、歴史的な情報を注記していく。

以下、Geminiの回答

それは、[記憶の宮殿〔Method of Loci〕]の考え方をGoogleマップに応用した、非常に素晴らしい学習および記憶の整理方法ですね! 地図上の[位置〔Loci〕]を[記憶の整理棚]として使い、そこに[歴史的な情報〔Memorabilia〕]を関連付けていくアプローチは、地理的な文脈と視覚的な手がかりが結びつくため、記憶の定着を強力にサポートします。